月刊部活研通信

”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話”

日々、部員と真剣に向かい合う方々に送ります。

 

「部員のやる気を出したい。」これが全ての指導者に共通する願いでしょう。 そのために厳しく接したり、優しく接したり、とにかく心の底に響く言葉やフレーズ、エピソードが頼りになります。

 

その気にさせ、背中を押す話はたくさんありますが、中で良いものを選りすぐって秀逸な話題を紹介しています。

 

そして、部活動を取り巻く問題についても誌面を通じて、掘り下げて考えていきたと思っています。その他、役立つ情報、日本部活指導研究協会が推薦する研修会情報もお届けします。

2019年

+9月号

+8月号

+7月号

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一般社団法人 日本部活指導研究協会(略称・部活研)
「部活研通信」
”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話" < 1. 12. 10 配信 Vol.49>
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師走です。
今年の12月は祝日がありません。何だか物足りないような気がします。

さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。
生徒のやる気のきっかけに活用出来るとっておきの話しもあります。

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それでは、以下、今回の目次です。
☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆
【1】部員の心を変えるとっておきの話
【2】部活News
【3】第1回部活動指導員3級認定講習について
【4】「頭頚部外傷事故発生時フローチャート」
【5】書籍のご紹介『部活動指導で生徒の主体性を育てる』
【6】12月8日、部活動学会主催の研究集会の報告
【7】単純にブラック部活が悪、ホワイト部活が善という切り分けでいいのか
文責 中屋晋
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以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
~才能に2種類あります~
結果が出なくて、評価されないことで、センスがないとか、才能がないとか思って悩んでいる人いませんか。

たぶん、自分が思っている様に出来ないとか、頑張っているのに時間ばかりかかって迷惑かけているとか、思っているのではないですか。

安心して下さい。今まで通り要領が悪くても、時間がかかっても、思っていることを続けて下さい。才能があるとか、センスがあるとか、そういうことは、その時だけのただの精神安定剤に過ぎません。

大事なことは、やらないと気が済まないという気持ちに日々つき動かされているかどうかです。その時の気分でたまたまやったことがうまくいったとしても、その後の人生には何のプラスにもなりません。

ただ、世間では、何の気無しにやったことが上手くいくとセンスがあるとか、才能があるとか言われもてはやされることが多いです。どうでもいいことです。

才能に2種類あります。すぐ出来てしまう才能と、失敗しても失敗しても続けられる才能と。この続けることを誰かに強制されたり、命令されたり、または報酬を期待したりではなく、やらないと気が済まないという気持ちで動いているのであれば、結果など気にせずに、今まで通りやればいいと思います。

なぜなら、人生で最も大切なことは、損得抜きに自分の気持ちに正直に前進することだからです。そんな人に人は共鳴し、時とともにいずれ近寄ってきて力になってくれます。

自分の想いに突き動かされて3年以上打ち込んでいることがあれぱ、それはやりたい気分ではなく、もう本気です。本気ならば周りの評価は、気にする必要はありません。迷わずその本気は大事にしましょう。


【2】部活News
○「日本一」を目指さない。本当に強いアスリートを育てるための「発想の転換」とは?
http://huffp.st/8Dzq0v5
(HUFFPOST)

○佐賀北男子バスケ部で監督が体罰「お前は病気だ」暴言も
https://www.asahi.com/articles/ASMCF35WHMCFTTHB002.html?iref=pc_rellink_02
(朝日新聞)

○教員むしばむ「心の病」 パワハラ、業務過多…休職後絶たず
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012880620.shtml
(神戸新聞)

○中学校の部活動中に目をけが…市に損害賠償を求めた裁判が和解へ「けがを負わせたことは事実」 高松市
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191126-00010011-ksbv-l37
(読売新聞)

○時代遅れの部活動 橋下徹氏と敏腕実業家が痛烈指摘「学校とスポーツは切り離せ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191205-00010003-abema-soci
(Yahooニュース)


【3】第1回部活動指導員3級認定講習について
 ここまで部活指導者を対象に数々の研修会を実施して参りしまたが、それらの経験を踏まえて、部活動指導員の認定試験を主催することになりました。
 部活動については、曖昧な制度設計のもとにありながらも、大きな教育効果を上げ、学校教育のなかで無くてはならない大きな存在となっています。
 その部活動を健全なかたちで継続維持していくためには、部活動制度の改革と、安心して任せられる指導者の育成、この2点が大きな課題であることがわかりました。
 そのうえで、我々の今後の方針としては、協会として指導者育成の仕組み作りを更に発展させ、活動していくことを決めました。まずは、部活動指導員の資格認定制度を構築します。
 その一環で2020年3月15日に部活動指導員3級認定講習を実施いたします。

◎第1回部活動指導員3級認定講習
日時:2020年3月15日(日)
時間:13:00から
受講料・審査料:3,000円(学生1,000円)
会場:都内
申込:12月20日より当協会HPに掲載します。
※2級以上の資格につきましては、12月20日HP上に掲載致します。
※2018年10月14日、2019年3月16日、2019年10月22日の講習を受け、審査後受講認定証を受け取った方につきましては、そのまま部活動指導員3級に登録認定といたします。
3級認定証の発行希望の方は、2020年3月15日以降にご連絡下さい。


【4】「頭頚部外傷事故発生時フローチャート」
2019年11月23日に青少年スポーツ安全推進協議会のシンポジウムに参加してきました。

青少年スポーツ安全推進協議会は、子どもがスポーツ活動中の事故に遭われた家族が発起人となり、スポーツの安全な指導体制の構築のために活動をされている団体です。

今回の講師は、その発起人でもあり、部活動の問題点をいち早く取り上け?、フ?ラック部活という言葉を世に送り出した内田良氏と生徒主体の部活動で効果を上げるホワイト部活の体現者て?ある畑喜美夫氏をお迎えし「ブラック部活からホワイト部活へ」をテーマに部活動やスポーツ活動の未来を語って頂きました。

内田氏の講演については、以前このメルマガの記事で取り上げております。畑氏の講演については、12月8日の部活動学会でも講演がありますので、その報告記事で紹介致します。

今回は、シンポジウムで紹介された「頭頚部外傷事故発生時フローチャート」について述べさせて頂きます。

さて、子供たちの未来は、指導者の事故発生時の判断にかかっています。このことを念頭に青少年スポーツ安全推進協議会の澤田さんと長野県教育委員会が作成しました掲示用のポスターです。

子供たちが万が一事故にあった場合に、どう対応すればいいのか、全ての指導者は必要な知識として備えておかなければなりません。

「スポーツによる脳震盪は、そのまま競技・練習を続けると、これを何度も繰り返し、急激な脳腫脹や急性硬膜下血腫ど、致命的な脳損傷を起こすことがある。一般社団法人日本脳神経外科学会 」
以下リンクより「頭頚部外傷事故発生時フローチャート」をダウンロード出来ます。競技施設への掲示用としてご利用下さい。
https://documentcloud.adobe.com/link/track?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3A1ef20482-e1d8-4bcc-a022-430f9011b414


【5】書籍のご紹介『部活動指導で生徒の主体性を育てる』
本協会の大津信亮理事がご自身の指導経験をまとめた本を刊行されました。
以下、紹介文です。

この度、書籍「部活動指導で生徒の主体性を育てる」を出版しました。
私の専門競技はテニスで、大学テニス部を指導した後、現在は公立高校テニス部の指導をしています。

部活動に参加する生徒たちは、大好きなテニスがしたい、友達が欲しい、新しいことにチャレンジしたい、など様々な思いを持っています。私はそんな生徒たちとテニスというツールを通じて繋がり、指導者として生徒たちの成長をサポートしています。

教育現場におけるスポーツ指導とはどういうものなのか?生徒の主体性を育てるにはどうすればいいのか? 私の指導経験から、それらのヒントになることを書かせていただきました。

これから部活動指導者としての活動を考えている方や、指導方法に悩んでいる現役指導者の方にはきっとお役に立ちますので、ぜひ読んでみてください。

Amazonにて購入できます。
『部活動指導で生徒の主体性を育てる』
https://www.amazon.co.jp/dp/4908229171

部活指導研究協会
理事 大津信亮



【6】12月8日、部活動学会主催の研究集会の報告
12月8日に部活動学会主催の研究集会が明治大学で開催されました。

私自身は、学会の理事を務めております関係で副実行委員長、そして全体の司会者として、進行に関わりました。

テーマは「生徒の主体性を育む部活動とは」についてでした。登壇された講師は、御2人で、全国軽音学部協会の三谷佳之氏、ボトムアップパーソンズ協会の畑喜美夫氏でした。

今回は、ボトムアップパーソンズ協会の畑喜美夫氏の後援について記事を書こうと思います。

<ボトムアップパーソンズ協会 畑氏とは>
講師は畑 喜美夫氏は、週に2回の全体練習、練習時間90分で全国制覇のサッカー部へ導いた元県立安芸南高校教員で、ボトムアップ理論を提唱して、その普及のために活動をされている方です。

講義のなかで気になったフレーズをいくつか紹介します。
「練習時間の終わりをしっかり決めると好きなサッカーへの取り組みが変わる」
「自発的に動き出す瞬間を見極めること」
「生徒の判断を奪うな、想像力を奪うな。そのためにやる気ときっかけを与え続ける」

畑氏の講演は、今まで個人的に何度か受講する機会があり、素晴らしい実績とそこまでの過程が分かりやすく説明されて、参加者の多くの方々は、新たな気付きを得て満足されておられたようでした。

ボトムアップ理論とは、生徒一人一人が自ら考え、積極的に行動を引き出す人間育成のための考え方です。樹木で言えば、枝葉や実がどうなるかよりも、根っこの部分が大切だということで、人間でいえば、結果や成果よりも、その人のあり方がどうなのかが大切で、そこをしっかり育成するための理論です。

<全てボトムアップではない>
ボトムアップでの指導は、生徒の主体性を軸に活動することにあるのですが、全て手放しで任せるということではありません。

手順としては、まず、挨拶、返事、後片付けといった基礎基本を定着させる指導があり、そこから挑戦に対する気持ちのハードル下げ、その経過を観察、見守り、気付かせる指導に入っていきます。

全部を任せることがボトムアップではなく、生徒が出来そうなところから、自分たちで決めてボトムアップさせ、自分たちで決めた計画は最後までやらせてみせることが大切で、判断を奪ったり、想像を奪ってしまうことにならないような配慮が必要です。ポイントは、生徒たちが動き出す瞬間を見極めることだそうです。

<人は規則や規律で動くんじゃなく風で動く>
畑先生は、教員生活30年のなかで、このボトムアップ理論をその時に属した職場で実践したわけですが、学校全体の取り組みに出来ないと効果的に考えた方が浸透しないとのことだそうです。

人は風によって動くので、つまり、風を変えるために環境整備から取り組むことが必要なのです。例えば部室の整理整頓を、汚い、だらしないと感じている気持ちを、皆が使いやすいようにするという気持ちに変換することを提案して、それによる学校の変化を感じてもらうという流れで風を作るのです。

<指導スキルと指導制度>
畑先生の理論で、生徒の自主性を軸に部活動がなされ、教員による指導の時間も短縮されることになれば、素晴らしいと思います。

畑先生は話し合いのなかでは、批判、攻撃、文句はNGで、提案、アドバイスはOkというルール設定をされてました。これが実際に全ての学校で実行されれば、校内には本当に前向きな風が吹いて、気持ちよく仕事が出来るのだろうなあと思いました。

そこで、私から畑先生のボトムアップ理論に提案です。この考えのポイントは、やはり風を作ることだと思います。ですので、この理論に沿った指導スキルを広める制度、つまり、制度的な仕組みとの組み合わせで大きく広がる可能性はあるのではないでしょうか。今後のご活躍を期待します。

ボトムアップパーソンズ協会
https://bup-hiroshima.com/

【7】単純にブラック部活が悪、ホワイト部活が善という切り分けでいいのか

ブラック部活が悪、ホワイト部活が善という単純な切り分けでいいのかということを思っています。

ブラック部活を長時間の活動を強いる活動、ホワイト部活を自主性を重視した短時間の活動として考えた時、単純にブラック部活が悪で、ホワイト部活が善という切り分けで良いのだろうか。

学校内で働く教員の立場から考えて、一番迷惑な教員は、実は、指導放棄、管理放棄だったりします。生徒の主体性を重んじて見守っていると言いながら、何もしないでお茶しているような教員はどこにでもいるものです。

そのしわ寄せや尻拭いの負担を他の教員にさせておいて、決して積極的に生徒と関わろうとしないという問題のある教員の存在は、どの学校でも悩みのタネでしょう。

この場合、ブラック側ではなく、どちらかと言えばホワイト側なのですが、問題は大きいです。

逆に熱心さの余り行きすぎた指導をしてしまうことは、当然許されることではありませんが、長時間の練習を関係者の合意のもと行われている活動についても、ブラックだということで、全て否定して良いものか、ここも議論の余地があるところではないかと思います。

長時間やればいいというものではないという発想は必要だと思います。しかし、世の中の根を詰めて長時間打ち込む姿勢を全て否定するとなると、やはり違和感を感じます。

大事なことは、強制されてないということと、生産性のバランスの問題ではないでしょうか。つまり、ブラックでも自由意思に基づいたものは可で、ホワイトでも生産性が伴っていなければ不可なのではないか。

詰まるところ、教師としてのあり方とは何か、使命感とは何かということになるかも知れないですね。


 今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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 早いもので、もう今年もあと2か月を切りました。

 今年の正月に立てた目標を今一度思いだしてみたいと思います。

 

 さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。

 生徒のやる気のきっかけに活用出来るとっておきの話しもあります。

 

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 それでは、以下、今回の目次です。

 ☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆

 【1】部員の心を変えるとっておきの話

 【2】部活News

 【3】10月22日部活動指導者研修会のご報告

 【4】書籍のご紹介『部活動指導で生徒の主体性を育てる』

 【5】12月8日日本部活動学会主催の研究集会を後援します

 【6】ボランティアスタッフ募集

 文責 中屋晋

 ☆::::::::::::::::::::::::::::::::::☆

 以上をお送りします。

 

 【1】部員の心を変えるとっておきの話

 ~黙って応援してくれている人がいる~

 

 才能が開花したり、何かを成し遂げる前には、必ず助走期間があります。しかし、残念なことに、この助走期間

 の間に走ることを止めてしまう人がたくさんいます。

 

 何か取り組みを始めたとします。例えば、部活動のなかでも、練習前のランニングを始めたとか、練習の日誌を

 つけ始めたとか、部室の掃除を始めたとか、自分1人で決めて取り組みを始めたことってあると思います。

 

 この場合、大抵やろうと思って行動し始めた直後からだんだん周りの目や評価が気になり始めたりするものです

 。意に反して、聞こうと思わなくても聞こえて来る声もあります。

 

 たとえ自分の意志に従ってぶれずに行動することが大切だとわかっていても、やはり雑音が気になって心が乱さ

 れるものです。かりに周りの雑音などなくても、自問自答を繰り返し、見えない荷物を背負いながら、疲れはて

 てしまうパターンもあります。

 

 でも、実は、この雑音が耳に入り始めて自分自身の決意がぼやけ始めた時が、一番大切な時期なのです。

 

 この大切な時期に気づいて欲しいことがあります。それは黙って応援してくれている人たちの存在です。

 

 「ノイジーマイノリティ、サイレントマジョリティ」

 (声高の少数派と物言わぬ多数派)

 という言葉があります。

 

 とかく言いたいことを勝手に言う無責任な少数派に気を奪われてしまうことはよくあります。それでも、実際こ

 の世の中には黙って成り行きを見守ってくれている人の数の方が多く、多数派なのです。この人たちが声に出さ

 ず応援して支えてくれていることに気がつくことは大切です。

 

 一部の意味のない評価を気にしないこと。その一部の人たちに無価値で無意味だと言われたことが多数派だと勘

 違いして、気持ちにブレーキをかけてしまわないことが大切です。本当は素晴らしい才能、素晴らしい計画なの

 に実を結ぶ前に、少数の雑音に芽を摘まれてしまうこと、これほど残念でもったいないことはありません。

 

 昨今では、特にSNSのなかの落書きのようなメッセージが市民権を得て、実態以上の影響力を持ってしまってい

 ます。実態のない影に惑わされないためには、知に根付いた独自のスタンスを確立することです。

 

 今やっている行動が価値ある行動だと実感するための過程で、是非心に止めて欲しいことは、自分の周りに黙っ

 て応援してくれている人たちが、実はたくさんいるということなのです。そして、最も大切なことは、「物言わ

 ぬ多数派」の声を想像出来る知力を持つことなのです。それが間違いのない判断に繋がるはずです。

 

 それともう1つ、「物言わぬ多数派」は、あなたが、たとえあなたの思いを途中で諦めた時も、同様に黙って見

 守ってくれています。またチャレンジする日まで。

 

 

 【2】部活News

 ○「外部指導員の質の担保は必須」 部活指導で研修会

https://www.kyobun.co.jp/news/20190318_04/

 (教育新聞)

 

 ○41自治体が教員採用試験で部活動を記載 中教審答申後も

https://www.kyobun.co.jp/news/20191007_02/

 (読売新聞)

 

 ○部指導や親の苦情…疲れ果てて逝った先生、「労災」認定

https://www.asahi.com/articles/ASMBK0CS2MBJULFA039.html

 (朝日新聞)

 

 ○不登校生「出席」 文科省、学校復帰無理に求めない方針

https://www.asahi.com/articles/ASMBT2RNQMBTUTIL004.html

 (朝日新聞)

 

 ○長時間勤務の中学教諭遺族が1億円請求、富山

https://www.topics.or.jp/articles/-/275221

 (徳島新聞)

 

 ○中学の部活実態調査へ 県、プロジェクトチーム設置

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00010005-iwanichi-l03

 (岩手日日)

 

 ○オーバートレーニング症候群…中高生の発症も目立つ

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190930-OYTET50007/

 

 

 【3】10月22日部活動指導者研修会のご報告

 10月22日、東京都立三田高校の会議室をお借りして、秋の部活研主催の部活動指導員研修会を開催致しました。

 今回もたくさんの方に参加頂き、盛況のうちに終えることが出来ました。

 

 第1部は、ココロックル代表、谷野隆太氏のスポーツメンタルの講習。

 第2部は、部活研の代表、中屋よる文科省のガイドラインの解説

 第3部は、学習院大学教授で部活動学会の会長でもある長沼豊氏による部活動の今後の展望などの講習。

 

 ここでは、第1部の(株)ココロックル代表の谷野隆太氏の講習について、紹介してみたいと思います。内容は

 、スポーツ心理学に基づいた指導方法についてでした。

 

 <「考え方」と「行動」を変える>

 ロシアの研究で、歴代のメダリストの行動と考え方の特徴を日常生活から練習中まで、あらゆる場面について観

 察し、まとめた報告書があったそうです。

 

 その報告書をもとに、これからオリンピックを目指す選手たちに、「考え方」と「行動」を変えるプログラムを

 作り、指導をしたのです。その結果、95%の選手のパフォーマンスが上がったとのこと。

 

 つまり、「考え方」と「行動」を納得させて、変えるプログラムがあれば、自然にパフォーマンスは上がるとい

 うことです。

 

 「考え方」と「行動」の研究、これこそが心理学で、この心理学を日本のスポーツ界では、まだまだ重視されて

 いない。管理される側には、心理学は必要ない。だから、管理することが中心にある日本のスポーツ界には、心

 理学を取り入れた指導が根付きにくいのではと、谷野氏はおっしゃっていました。

 

 <外発的理解と内発的理解>

 その結果、外発的理解と内発的理解の2つの理解のうち、外発的理解によって結果を出そうという指導者が多い

 のが現状になります。

 

 外発的理解とは、外からの刺激や強制で形成される理解で、体罰、暴言、パワハラなどが理解させる手段として

 使われることが多いです。効果は、即効性があるが、長続きしない、あるいは、刺激がなくなると効果がなくな

 る指導法とも言われています。

 

 全国大会を目指した場合、内発的理解によるやる気でも外発的理解によるやる気でも、実現の実績はあるそうで

 す。ただその後のスポーツの関わり方に大きな差が出ます。好きなスポーツとその後の人生でどう関われるか、

 その点を考えた場合、強制や刺激を与えてやる気を起こす、外発的理解に基づいた指導は避けるべきなのです。

 

 内発的理解をもとにやる気を出すには、どうればいいのか。まず、選手の考えを尊重し、うまく引き出す工夫が

 必要になります。

 

 例えば、それぞれがチームの目標と個人の目標を設定し、それぞれの目標に到達するために必要なことを考えさ

 せるとか、フォーカスすべき点や計画を立てるプロセスをアドバイスしながら、生徒同士で意見交換させる方法

 もあります。

 

 谷野氏の講習では、たくさんの実践例を示して頂き、たいへん有意義な講習でした。

 ホームページはこちら

http://www.cocotsuku.jp/

 

 

 

 【4】書籍のご紹介『部活動指導で生徒の主体性を育てる』

 本協会の大津信亮理事がご自身の指導経験をまとめた本を刊行されました。

 以下、紹介文です。

 

 この度、書籍「部活動指導で生徒の主体性を育てる」を出版しました。

 私の専門競技はテニスで、大学テニス部を指導した後、現在は公立高校テニス部の指導をしています。

 部活動に参加する生徒たちは、大好きなテニスがしたい、友達が欲しい、新しいことにチャレンジしたい、など

 様々な思いを持っています。私はそんな生徒たちとテニスというツールを通じて繋がり、指導者として生徒たち

 の成長をサポートしています。

 教育現場におけるスポーツ指導とはどういうものなのか?生徒の主体性を育てるにはどうすればいいのか? 私

 の指導経験から、それらのヒントになることを書かせていただきました。

 これから部活動指導者としての活動を考えている方や、指導方法に悩んでいる現役指導者の方にはきっとお役に

 立ちますので、ぜひ読んでみてください。

 

 Amazonにて購入できます。

 『部活動指導で生徒の主体性を育てる』

https://www.amazon.co.jp/dp/4908229171

 

 部活指導研究協会

 理事 大津信亮

 

 

 

 【5】12月8日日本部活動学会主催の研究集会を後援します

 第2回部活動学会研究集会

 「生徒の主体性を育む部活動とは」

 12月8日(日)12:30~16:30

 会場:明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー11階 1103教室

 

 主催:日本部活動学会

 後援:一般社団法人日本部活指導研究協会

                    

 第2回研究集会では,部活動が育む生徒の主体性に着目します。2019年に学会が行った調査や研究の発表,運動

 部,文化部それぞれの先進的な実践例の紹介,それらを踏まえた鼎談にワークショップと,盛りだくさんの内容

 になっています。部活動が生徒に与える影響について考察するとともに,これからどのような改革が必要か,理

 論と実践の両面から参加者の皆さんと共に議論できればと思います。

 

 参加費:会員1,000円 非会員2,500円 学生非会員500円 学生会員無料 

 ※なお当日、部活動学会に入会し、年会費をお支払いいただくと、会員価格で参加できるとともに2020年の年会

 費が免除されます。

 

 【プログラム】

 12:00~              受付開始

 12:30?12:35  開会挨拶(林幸克・日本部活動学会第2回研究集会実行委員長)

 12:35~13:05  第1部学会からの発表

                            ①学会調査の結果公表(長沼豊・日本部活動学会会長)

                            ②学会共同研究の成果公表(神谷拓・日本部活動学会副会長)

 13:05~14:05  第2部ミニ講演

                            ①畑喜美夫(一般社団法人ボトムアップパーソンズ協会代表)元広島県立高校教

 諭

                            ②三谷佳之(NPO法人全国学校軽音楽部協会理事長)

 [休憩10分]

 14:15~15:15  第3部鼎談(畑喜美夫さん・三谷佳之さん・長沼豊会長)

 [休憩10分]

 15:25~16:25  第4部ワークショップ60分

 16:25~16:30  閉会挨拶(望月浩一郎・日本部活動学会副会長)

 

 17:00?19:00  情報交換会 上海小龍包 石庫門 御茶ノ水ソラシティ店

 ※情報交換会:参加費4000円

 

 ◎お申し込みはこちら

https://kokucheese.com/s/event/index/580249/

 

 【6】ボランティアスタッフ募集

 当協会、日本部活指導研究協会は、2015年6月に設立し、部活動の問題に取り組みを始めました。

 部活動の関係機関との意見交換、研究会への参加、更に当協会主催の研修会で行われたシンポジウム等の貴重な

 情報収集の機会を重ねてきました。

 巷には、部活動中の暴言、暴力、パワハラ、過重労働、過重負担が話題になっていますが、当協会は、これらの

 問題に対して、指導者の意識とスキルの改善に取り組み、今後も活動を前に進めて参ります。

 

 ◆当協会の趣旨および事業内容にご賛同、ご協力いただける方、協会のスタッフとして私たちと一緒に活動しま

 みせんか。

 地域:東京周辺  時間:随時活動(研修会開催は土日)

 ご希望の方は、直接下記までご連絡下さい。お気軽にお問い合わせください。お待ちしてます。

 shin.nakaya@bukatsu-japan.com

 

 

  今回もご高覧ありがとうございました。

  部活研はこれからも具体的に行動します。

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猛暑もそろそろ一段落でしょうか。
まだまだ体調管理は油断できませんね。
来月、10月の研修会の参加者募集中です。

さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。
生徒をその気にさせ、背中を押すとっておきの話しもあります。

☆::::::::::::☆ お知らせ ☆::::::::::::☆
◎部活研通信、新規会員のご紹介のお願い
info@bukatsu-japan.com  まで、
お名前とメールアドレスを明記のうえご連絡願いします。
件名に「入会希望」とご記入下さい。

それでは、以下、今回の目次です。
☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆
【1】部員の心を変えるとっておきの話
【2】部活News
【3】当協会主催研修が公認スポーツ指導者資格の更新研修に認可
【4】変化しと日本の気候風土に合わせた部活動
【5】3Keys主催「誰にも頼れない子ども「ゼロ」を目指す活動」
文責 中屋晋
☆::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
~念ずれば通ず~
「願えば必ず叶う」といいますが信じられますか。叶うと言ったって叶うものと叶わないものがあるでしょうと普通思いますね。

その辺どうなんでしょう。

人間の動作のもとになる意識には、潜在意識と顕在意識があります。簡単に言えば潜在意識は無意識にすること、顕在意識は意識してすること、其々のもとになっているわけです。

さて日常の行動はどれくらいの割合で、この潜在意識と顕在意識によってコントロールされているのでしょう。

これは90%が潜在意識だそうです。つまり、内臓やホルモンの分泌の動きはもちろんですが、歩く、食べるなどの動作は意識して動かしているケースはほとんどないということですね。

このことは思考パターン、行動パターンにも同じことが言えます。これらはほぼ潜在意識によって形成されているのです。

ということは意識的に出来ることというのはかなり限られているのです。なので、限られた意識的に出来ることで潜在意識に働きかけることがポイントです。

潜在意識、つまり無意識の行動の割合がほとんどということは、自分の行動を変える有力な方法は”潜在意識に意識的に働きかける”、ということ。

例えば、「優勝する、優勝する」と毎日10回唱えれば潜在意識にインプットされます。バカみたいことですが、これによってある一定方向への思考パターン、行動パターンが形成されるので、まさに結果がついてくるということになるわけです。

「優勝する、優勝する」と唱えるだけで優勝出来れば苦労はしないよと思われるかもしれません。でも、このキーワードがインプットされた潜在意識によって行動パターン、思考パターンが形成されるので唱えたことの実現の可能性が飛躍的に上がっていきます。

例えば、日々刻々あらゆる場面で行動の選択があります。計算して判断する時もありますが、実は殆どが無意識に選択し行動しています。そこに潜在意識に刷り込まれたバイアスが影響するというわけです。つまり「優勝」に向けた行動がしたくなる、行動の傾向が強くなるということです。

これによって得られた成功体験は、また潜在意識にインプットされ、成功のためのスパイラルに入っていくことになります。

なりたい自分を想像することを習慣にすることは、願いを叶えるために、有効な手段なのです。

瞬間的に願っても潜在意識にはインプットされません。意識的に願いを積み重ねていくことです。

種をまかなければ花は咲きません。成功のイメージを持つこと、それを習慣にすること、全てはここからだと思います。


【2】部活News
○「鈴木大地」スポーツ庁長官に訊く 高校野球が抱える深刻な問題点
https://news.livedoor.com/article/detail/17011644/
(ライブドアニュース)

○夜10時、働く教師だらけ 実習生に「ここが学校だよ」
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM8Z6KN8M8ZUTIL033.html
(朝日新聞デジタル)

○「いじめ自殺」の調査結果を私立校がないがしろにできる理由
https://this.kiji.is/538976130454750305?c=39546741839462401
(47News)

○サッカーJ1仙台、効率的な練習法を部活動に 中学教諭に初の講習会
https://www.kahoku.co.jp/sports/vegalta/20190831_07.html
(河北新報)

○養護施設の子どもが「1+1=2」理解できない事情 「数字の概念」がわからない子どもたち
https://news.nifty.com/article/magazine/12208-384877/
(niftyニュース)

【3】公認スポーツ指導者資格の更新研修として承認されました
★日本スポーツ協会から公認スポーツ指導者資格の更新研修として承認されました
<10月部活指導員研修、参加者募集中>
7月1日より募集を開始しており、すでに申し込み頂いておりますが、
恒例の部活研主催の研修会を以下の要領で開催します。

今回の第1部の講師の谷野氏は、実はジュニアユース時代にベンチを温めていたそうですが、何とその横には本田圭佑選手がいたそうです。
そんな経験を踏まえスポーツメンタルについて深いお話しをして頂きます。
第3部は、当協会顧問の部活動学会会長の長沼豊教授(学習院大学)に部活動の抱える問題や背景についてお話し頂きます。
いつもの様に中身の濃い研修会になると思います。
奮ってお申し込み下さい。

研修会の詳細は、↓↓↓↓

◆秋の部活指導員研修会について
10月部活指導員研修会「学校教育の一環の部活動指導」
◎講習終了時には、当協会認定の「部活動指導員研修」受講証書が交付されます。
<詳細>
2019年10月22日(火)祝日
会場:東京都立三田高等学校
 参加費 学校教員2,000円  部活動指導員3,000円(当協会会員無料)
1部:13:00~14:00 スポーツメンタルトレーニング講習 
講師:ココロツクル株式会社 代表 谷野 隆太   
~自身が持てる力を最大限に発揮するためには ~

2部:14:00~15:00 部活動指導のガイドライン解説  
講師:日本部活指導研究協会 代表理事 中屋 晋
~長年の部活顧問の経験をもとに部活動指導のガイドラインを具体的に解説~

3部:15:10~16:10 日本の部活動の現在・過去・未来 
講師:日本部活動学会 会長 学習院大学教授 長沼 豊 
~部活動の歴史を振り返り、部活動の現状と未来を考える~
質疑:16:10~
懇親会 18:00~

◎申し込み、詳細はこちら
https://kokucheese.com/event/index/570767/


【4】変化した日本の気候風土に合わせた部活動
[中学校段階から熱中症が増える]
学校種別こどの熱中症の発生件数は、高等学校の656件(48.9%)と中学校の608件(45.3%)とで全体の95%を占めます。

[1年生が多い]
これは、本格的な運動部活動が中学校から始まることが主な要因と考えられます。また、中学校、高等学校とも共通して、1年生の発生件数が多くなっています。
月別では、やはり8月が42%で断トツで、ついで7月が27%、9月が18%となっています。

[部活動時間中の発生が大半]
発生の場面としては、圧倒的に運動部活動で、発生が967件で全体の7割を越えています。
熱中症への対応など、この頻度から考えると、全ての運動部活動の担当者は、専門知識を備えておく必要があります。

[屋外で運動する気候ではない]
海外の熱帯地域から来ている方々も、日本の暑さには驚いています。もともと熱帯地域に住んでいる人は屋外での活動を避けることは当たり前の行動ですが、日本は暑くても通常の活動を続けてしまいます。
そろそろ、生活パターンを根本的に考え直す時期かも知れません。

やはり、原則運動禁止の表示の会場で、夏の大会を開催するのは無理があります。

【5】3Keys主催「誰にも頼れない子ども「ゼロ」を目指す活動」
3Keysとは、生まれ育った環境によって子どもの権利が保障されない子どもたちをゼロにするための活動をするNPO法人です。
https://3keys.jp/about/

その3Keysが主催する講演会で尾木直樹氏と森山誉恵氏の講演会を聞いてきました。

この団体は、児童虐待、不登校、いじめ、自殺など子どもたちを取り巻く不幸な現状と積極的に向き合って、取り組んできたという報告がありました。

その中で、これらの子ども達が直面している不幸な現状は、実は根本的には日本の構造的な問題に根差しているという指摘がありました。

例えば、日本はGDPと比較した行政による教育的支出はOECD加盟国で最下位になっていること、また、日本の教員の一人当たりの勤務時間は世界的にみて突出して多いこと、さらに子どもの貧困率はOECD平均より高いこと。

これらのことで学校において子ども達への目が行き届かず居場所を無くす子どもが増えたり、経済的に恵まれない環境の子どもは、大人の愛情や保護が不十分で家庭でも居場所を失う結果に繋がっているようです。

我々、部活研は、部活動の問題に取り組んいますが、1人でも不幸な子どもたちを救い、生き生きとした学校生活を送ってもらいたいと言う願いは同じです。

この会の最後にこんなアピールがありました。ご紹介します。
「どんな親も先生も完璧じゃなくても、子供たちが幸せになれる世の中。」


 今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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□配信先の変更、購読停止について。
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発行システム:『まぐまぐ!』からご登録された方で配信中止を希望される方はこちら
http://www.mag2.com/m/0001670259.html
又はお手数ですが『配信不要』と記載してご返送下さい。
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□ご意見・ご感想は まで info@bukatsu-japan.com
□発行 一般社団法人 日本部活指導研究協会

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一般社団法人 日本部活指導研究協会(略称・部活研)
「部活研通信」
”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話" < 1. 8. 10 配信 Vol.45>
info@bukatau-japan.com
http://bukatsujapan.jimdo.com/
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暑さ本番です。周りでも熱中症で体調を崩したという話を多く耳します。
水分補給や十分な休憩など対策は様ざまですが、そもそもの予定を変更する判断も必要なようです。

さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。
生徒をその気にさせ、背中を押すとっておきの話しもあります。

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info@bukatsu-japan.com  まで、
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それでは、以下、今回の目次です。
☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆
【1】部員の心を変えるとっておきの話
【2】部活News
【3】10月部活指導員研修、募集開始!
【4】部活動問題と言われる5つの問題
【5】港区教育委員会を訪問
文責 中屋晋
☆::::::::::::::::::::::::::::::::::☆
以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
~「日本一を目指す」という言葉~
サッカーJリーグを創設し、バスケットボールBリーグを改革した川淵三郎氏の講演を聞きました。

2015年、 日本のバスケットボール界が混迷のなかにあって、川淵氏に改革の担い手としての白羽の矢がたちました。

川淵氏は、バスケットボール界の幹部のヒヤリングから仕事を始めました。現状への認識、未来への展望などを聞くなかで、ある質問を投げかけたのでした。

「このままだと海外で活動できなくなります。どう思いますか」

この質問に耳を疑う回答が、日本バスケットボール界の幹部の口から。それは、

「我々は、日本一を目指しいるのだから、海外のことは考えていない」と、

川淵氏は、この声を機に決意を新たにし、改革のための行動をドラスティックに起こす英断することになります。その結果が今日のバスケットボール界の繁栄に繋がっています。

そして、もう1つ優秀な指導者のエピソードを紹介します。
日本代表ラグビーチームに南アフリカチームから劇的な勝利をもたらした名将、エディ・ジョーンズ氏の言葉です。

エディさんが、日本人の勤勉さを強みとして活用しつつ、更にメンタリティーを根本から変えることに挑戦する
過程でこんなことを言っています。

「日本の選手たちはこれまで大学やクラブで”日本一”にしか興味がなく、それで満足する、ドメスティックな考え方でした。」と。

果たして、この二人の指導者に共通する胸の内は、いかようなものであったのか。それは、日本一を目指すということで、思考の幅を狭めているのではないかということ。

つまり、国内限定で通用する戦術への意識の偏り、短期間に結果を出さなければというプレッシャー、旧態依然とした組織内のこだわりによる閉塞状態、これらから派生する弊害に対する危惧だったのだと思います。

これらは、最終的には選手育成するうえで大きな障害に繋がり、ここまで日本スポーツ界の可能性をどれだけ摘んで来たことか、ここで基本的なパラダイムシフトをする必要があるのではないでしょうか。
  
今、新しい世代の日本人トップアスリートは、確実に大きな視野をもって挑戦を始めています。そして、指導者の意識も変わりつつあります。

7月25日全国高校野球、岩手県大会の決勝戦に理性的に決断した大舟渡高校の国保監督の行動を称えたいと思います。


【2】部活News
○《部活が変わる 吹奏楽部は今》“ブラック部活”とささやかれ… 大会過密「見直しを」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00010001-jomo-l10
(上毛新聞)

○菊池雄星が語る“100球”の理由。「球数を投げる時期は20代半ば」
https://number.bunshun.jp/articles/-/839909?page=1
(NUMBER  WEB)

○高校の野球部員が減少する一因?「選手が主役」を取り戻すために。
https://number.bunshun.jp/articles/-/839968
(NUMBER  WEB)

○高校球児のスポーツ推薦に潜む危険。自分の進路を決められない選手たち。
https://number.bunshun.jp/articles/-/839940?page=1
(NUMBER  WEB)

○運動部の学生、勉強してる?「試験特別扱い」もある中…
https://www.asahi.com/articles/ASM6K53FLM6KUTQP01S.html
(朝日新聞)

◯部活体罰、成人後もトラウマに 暴力再生産の根深い構図
https://www.asahi.com/articles/ASM6Q7J9CM6QPTIL016.html
(朝日新聞)

○教員の勤務時間の国際比較(2018年)
https://tmaita77.blogspot.com/2019/06/2018.html?m=1
(データえっせい)


【3】10月部活指導員研修、参加者募集
7月1日より募集を開始しており、すでに申し込み頂いておりますが、
恒例の部活研主催の研修会を以下の要領で開催します。

「部活動の学校教育における位置づけが曖昧であることは、時間数も際限ないということにつながっている。
オプションである以上、際限なく出来てしまうということでもあるからだ。」
長沼豊著「部活動の不思議を語り合おう」より
http://u0u1.net/IVef
10月の部活研研修会は学習院大学、長沼先生にもご登壇頂き、議論を深めていきたいと思います。
研修会の詳細はこちらから

◆秋の部活指導員研修会について
10月部活指導員研修会「学校教育の一環の部活動指導」
◎講習終了時には、当協会認定の「部活動指導員研修」受講証書が交付されます。
<詳細>
2019年10月22日(火)祝日
会場:東京都立三田高等学校
 参加費 学校教員2,000円  部活動指導員3,000円(当協会会員無料)
1部:13:00~14:00 スポーツメンタルトレーニング講習 
講師:ココロツクル株式会社 代表 谷野 隆太   
~自身が持てる力を最大限に発揮するためには ~

2部:14:00~15:00 部活動指導のガイドライン解説  
講師:日本部活指導研究協会 代表理事 中屋 晋
~長年の部活顧問の経験をもとに部活動指導のガイドラインを具体的に解説~

3部:15:10~16:10 日本の部活動の現在・過去・未来 
講師:日本部活動学会 会長 学習院大学教授 長沼 豊 
~部活動の歴史を振り返り、部活動の現状と未来を考える~
質疑:16:10~
懇親会 18:00~

◎申し込み、詳細はこちら
https://kokucheese.com/event/index/570767/


【4】部活動問題と言われる5つの問題
2014年3月から具体的に部活動の問題に取り組みを始め、部活動の関係機関との意見交換、研究会への参加、更に当協会主催の研修会で行われたシンポジウム等の貴重な情報収集の機会を重ねてきました。
ここで部活動の問題を5つに整理してみました。

1、教員の働き方に関わる問題
2、生徒の参加強制に関わる問題
3、学校推薦に関わる問題
4、教育課程に関わる問題
5、スポーツ指導に関わる問題

1、教員の働き方に関わる問題
教員の勤務時間や精神疾患の患者数についての調査からも明らかなように、長時間勤務の状態が現実問題として
過剰な負担となって、様々な場面に影響を及ぼしています。
この長時間勤務の中身を分析すると部活動への指導時間が多くを占めていることがわかります。部活動指導のた
めの土日勤務、時間外指導の問題は、今まで当たり前とされてきたことです。
教員は本来は教科指導に力を注ぐべきなのに、部活動指導に時間を割かれ、十分な教科指導の準備も出来ない状
態になっています。
残業代もない教員が時間外で部活動を指導していることが当たり前のように行われ黙認されてきたのです。

2、生徒の参加強制に関わる問題
部活動への参加について全員参加という規定はどこにもありません。
ただ昭和40年代に「必修クラブ」というかたちで全員参加のかたちをとった時期があったため、その後変遷の末、平成10年に「必修クラブ」は廃止されたものの、全員参加の空気が根強く残っているわけです。
自主的、自発的な活動と謳われているのですが、本分である教科学習への時間を犠牲にして、休日もなく、連日長時間の練習を強いられる現状があります。
背景には、進路にとって重要な資料とされる調査書の記載内容への影響を示唆しながら、生徒のやる気や意志に基づくものではない参加が強いられています。

3、学校推薦に関わる問題
学校教育における部活動の存在感は、教科活動以上のものがあり、教科活動同等もしくはそれ以上に進路先では重点を置いて評価をしている場合があります。
進路に関わる調査書のなかでは、部活動の全国大会等の活動履歴は大きな評価ポイントであり、推薦基準として決定的な判断に繋がることは珍しくありません。
部活動の参加の如何が調査書の記述に影響があるという根拠のない圧力が、同調圧力を生み、参加することにノーと言えない空気を校内に作ってしまっています。
イジメやパワハラに耐え部活動を続ける背景には、進路に関わる調査書の部活動の記録が大きなネックになっているケースは少なくありません。

4、教育課程に関わる問題
学校の活動を大きく分けると、教科活動と特別活動に分けられます。
教科活動は、国語、英語、理科等々のいわゆる教室等で授業として行われているもの。特別活動とは、文化祭、
体育祭、修学旅行等の一般的に授業と言われる活動以外のもの。
学習指導要領では、部活動は教科活動でも特別活動でもありません。課外活動になります。
立ち位置としては、”教育課程に関連付けて行うべき活動”という表現にとどまっています。
問題は、学習指導要領には課外活動の扱いで指導の基準となる記述はほとんどないにもかかわらず、学校教育なかで大きなウェートを占める教育活動になっているということです。
制度設計が曖昧なので、最近までほぼ無制限に活動が出来る状況にあったとも言えます。

5、スポーツ指導に関わる問題
部活動の多くは運動部活動になるので、スポーツ指導との関連で議論になることが多くなります。
部活動の顧問を引き受け、実際に技術指導までする教員でも、スポーツ指導者のトレーニングを受けた経験がない方もいます。
昨今、巷で報道され話題になる体罰、暴言、パワハラ等の問題行動は、スポーツ指導者としての認識不足が原因と言えるでしょう。
養成の仕組みも出来ていないのに、なかには門外漢の教員に技術指導を強制するケースもあり、社会のスポーツ
指導者育成のシステムとの連携も必要な時期にきていると思います。
専門の知識を持ったスポーツ指導者が指導に当たることが、生徒の安全を守り、やる気や才能を伸ばすことに繋
がるのです。

これら5つの問題を解決するためには、2つの大きな壁があると言われています。
それは、1つは人材の壁です。部活動指導で今まで教員が担ってきた部分を誰かが替わってするならば、その人材をどのように確保するか。
ここには、新しい指導者配置システムが必要でしょう。

もう1つは予算の壁です。部活動の指導を教員がするにしても、外部の指導者がするにしても、それに対する報酬を新たにどう捻出し、確保するか。
ここには、指導報酬を各方面から独自に集め配分する新しい組織を考えてはどうでしょう。


【5】港区教育委員会を訪問
8月6日、港区教育委員会を訪問して来ました。
指導主事の菊池先生と面談しました。

まず、当協会の取り組みと実績を含めて説明させて頂きました。
港区教育委員会としても、部活動の現状に対する新しい対策の必要性を強く感じていらっしゃるようでした。
現状の部活の指導者に対する問題点などについて、生徒や保護者の方々からも意見をお聞きになっておられるようで、特に部活動指導員の指導スキルの向上、維持については、大きな課題意識をお持ちのようでした。

当協会の活動実績を理解して頂き、10月の部活動指導員研修について、港区教育委員会の後援をご検討頂くことと、港区内の中学校へのチラシの配布協力を頂けるとの回答を頂きました

恐らく全国の自治体の教育委員会でも外部指導員の人材確保と研修育成について苦慮されていることと思われます。当協会では、今後も自治体との協力体制を組んで活動を広げていきたいと考えています。

※お願い
自治体の教育委員会をご紹介頂ける方、ご一報下さい。


 今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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2019年7月

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一般社団法人 日本部活指導研究協会(略称・部活研)
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”部活顧問のための部員の心を変えるとっておきの話" < 1. 7. 10 配信 Vol.44>
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いよいよ梅雨入りですね。
じめじめ憂鬱な季節、でも雨が降るから、晴れの日の良さがわかるということもあります。
うまく気持ちを切り替えていきましょう。

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【2】部活News
【3】10月部活指導員研修、募集開始!
【4】「子どもたち、守れますか~学校の死角~」
文責 中屋晋
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以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
~自分だけが行動をすると損をする~
人は誰しも、基本的に自分が得をしたいと思って行動します。なかなか自分を犠牲にして行動するということは難しいことだ思います。

部活動でも部内の人間関係がこじれたり、思うような活動の結果が出なかったりした時、雰囲気が悪くなり、それぞれ自分勝手な方向に気持ちが向かいがちになります。

こんな状況になった時、活動は停滞、あるいは最悪の場合は解散という事態になりかねません。

この様に活動が停滞した場合、誰か1人が頑張って熱心に活動しても組織としての機能を改善することになかなか繋がりません。

なぜなら、他の部員の意識の底には、黙ってじっとしている方が得だという思いがあるからです。だから、敢えて行動して、責任を負ったり、目立ったりするようなことはしません。

この場合、どうすればいいのか。方法は2つです。

1つ目は、リーダーシップによって解決する方法です。
具体的には、ある程度発信力のある人に、全体の利益の合計を考えて行動した方が、実は得なのだとアナウンスしてもらうという方法。

つまり、行動を起こした方が損だという意識の広がりで活動が停滞するより、全員で何かを作り上げたり、成し遂げたりすることによるメリットの方が、結果的には全員が得することになるということをリーダー的存在の人に伝えてもらうわけです。

2つ目は、部員同士で小グループを作り、上記の意図を出来るだけ共有して、徐々に部内の雰囲気や意識を変えて仲間を増やしていくという方法です。

いずれにしても、自分たちの部活動全体のパフォーマンスを考えたうえで、本当は何が損なのか得なのかを考えて、全体の利益の大きさに気づかせることが大事なことになります。

ポイントは、何のアナウンスもなく、単独で頑張ってしまわないこと。その場合、他の部員は、敢えてリスクを負いたくない意識が余計に働いてしまい、単独で頑張っている人だけが損をすることになってしまいます。

問題は、この辺の仕組みをリーダーとなると人、もしくは小グループで伝えていけるかどうかなのです。

みんながやらないなら自分もやらないという状況に組織全体が陥り、自分だけが行動して損をするくらいなら行動を起こさないという判断が支配する状況を経済学では、ナッシュ均衡といいます。

ナッシュ均衡に陥った場合、個々の勝手な利得を目指すだけではなく、全体を見渡して判断をすることで最適な解に近づくことが出来ます。

また、停滞とは逆に組織内に熱が帯びすぎて、止めるに止められない状況も、ナッシュ均衡なのですが、例えば加熱し過ぎた部活動などはそれに該当します。

止めようと言い出せない、言い出すと立場がなくなり自身に不利益が生じると感じてることは意外と多いです。

その場合も、本当に全体が得するためにはどうしたら良いかを考えてみたらいいのかも知れません。

もしかしたら、働いている割には、生産性が上がらない日本は、実はナッシュ均衡にはまっているかも知れませんね。


【2】部活News
○教員の勤務時間の国際比較
https://tmaita77.blogspot.com/2019/06/2018.html?m=1
(temita)

○教員仕事時間また世界最長 中学週56時間、部活や事務
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190619-00000170-kyodonews-soci
(yahooニュース)

○生活指導で言われたこと。地毛なのに「黒く染めて」
http://huffp.st/IbssLbA
(HUFFPOST)

○「校庭100周走れ」中学教諭を懲戒処分 千葉県教委
https://mainichi.jp/articles/20190626/k00/00m/040/276000c
(毎日新聞)

○恐怖の高跳び マット5センチ 中学の授業で骨折者
https://bit.ly/31Ppbue
(河北新報)

○「もっと投げちゃダメですか」でも練習制限の結果
https://www.asahi.com/articles/ASM6X0C4RM6WULOB01S.html
(朝日新聞)

【3】10月部活指導員研修、募集開始!
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恒例の部活研主催の研修会を以下の要領で開催します。
今回の第1部の講師の谷野氏は、実はジュニアユース時代にベンチを温めていたそうですが、何とその横には本田圭佑選手がいたそうです。そんな経験を踏まえスポーツメンタルについて深いお話しをして頂きます。
第3部は、当協会顧問の部活動学会会長の長沼豊教授(学習院大学)に部活動の抱える問題や背景についてお話し頂きます。
いつもの様に中身の濃い研修会になると思います。
奮ってお申し込み下さい。

参加お申込みお待ちしております。

◆秋の部活指導員研修会について
10月部活指導員研修会「学校教育の一環の部活動指導」
◎講習終了時には、当協会認定の「部活動指導員研修」受講証書が交付されます。
<詳細>
2019年10月22日(火)祝日
会場:東京都立三田高等学校
参加費 学校教員2,000円  部活動指導員3,000円(当協会会員無料)
1部:13:00~14:00 スポーツメンタルトレーニング講習 
 講師:ココロツクル株式会社 代表 谷野 隆太   
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2部:14:00~15:00 部活動指導のガイドライン解説  
 講師:日本部活指導研究協会 代表理事 中屋 晋
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懇親会 18:00~

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https://kokucheese.com/event/index/570767/


【4】「子どもたち、守れますか~学校の死角~」
6月24日「スポーツを考える会」主催のシンポジウムに参加してきました。

朝日新聞の北村晃司氏、木村健一氏のお2人による学校事故ビッグデータの分析をもとにした発表がありました。

このビッグデータは、学校内の事故に対する災害給付の申請を受けている日本スポーツ振興センターのデータの集計結果です。

日本スポーツ振興センターには、全国の小中高、幼稚園・保育園の生徒児童の95%が加入をしていて、上記施設の管理下で起きた事故によるケガや病気の報告を受けて、災害給付の対応をしています。

このビッグデータの分析でわかったこと。
・児童生徒は毎年減少傾向にあるにもかかわらず、変わらず毎年100万件の事故が発生している。
・内容についても、同じような事故が繰り返されて改善されない。
(校舎からの転落事故、プールでの飛び込み事故、部活動中の頭部への事故)
・事故の検証制度が形骸化され、事故防止に繋がっていない。

学校事故で多いのが、やはり部活動中の事故だそうです。中学で5割、高校で6割が部活動中の事故です。
競技人口が多いせいもあるが、統計では1番がバスケット部、2番がサッカー部だそうです。

脳震盪の後に、容態が急変して死亡に至った事例で、指導者の事後処理に対する知識の無さがもとで、重大事故にしてしまった事例ついての取材の話がありました。

参考までに、脳震盪後にすべきチェック項目を紹介します。
1、目を閉じてふらつきを確認
2、両手を腰に置いて真っ直ぐ立てるか確認
3、利き足を前に足を縦に並べて立てるか確認

なぜ、学校事故が毎年100万件も発生し続けているのか、その大きな要素に事故後の対応の不十分さが指摘されていました。
例えば、2016年から2017年に56件の死亡事故が起きているのですが、文科省が把握している詳細調査は4件のみだそうです。

遺族への調査もその都度行われるとは限らず、起きたことをきちんと分析調査をする仕組みを作らないと、再発防止への取り組みが一向に先に進まないという意見が多くなされていました。

学校事故への取り組みは、今後注視していきたいと思います。

◎以下サイトの紹介がありました。
「子供たち、守れますか」
学校現場で命にかかわりかねないような事故が毎年起きています。子どもたちを守るために、私たちはどうすればよいのか。データを手がかりに考えてみませんか。
https://www.asahi.com/special/gakko-shikaku/


 今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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